<< February 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>

2018.12.31 Monday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  •  - category(-)
  •  - -
  •  - -
  •  - スポンサードリンク

2017.02.08 Wednesday

福助の事。十。

1月30日。

 

病院からの道すがら、家に着いてから・・・お世話になった友人たち数人にメールで福助の訃報を伝えました。

 

福助をいつも寛いでいたカドラーに眠らせ、しばらくボ〜っとながめていたらパグ友さんがお別れをしにきてくれました。

 

福助が逝ってしまった実感のないまま時間が過ぎていき、

 

その夜はカドラーを枕元に寄せて、寒くないように毛布を掛けて一緒に眠りました。

 

濃縮器の音のしない静かな夜でした。

 

1月31日。

 

目が覚めても福助の事は夢ではありませんでした。

 

酸素室を見ると、福助が「出して出して」と爪でカチャカチャする音が聞こえて胸が締め付けられ、早めに引き取ってもらいたいと連絡を入れたら、午前中に来てくれることに。

 

 

黙々と酸素室を分解して引き上げてくれる業者さんに「本当に助かりました」と言うのが精いっぱいでした。

 

酸素室がなかったら、福助はずっと苦しい呼吸で毎日を過ごさなければいけなかったと思うと、本当に感謝しかありません。

 

東京から友人が駆けつけてくれ、ささやかな通夜で久しぶりに飲んだ・・・・・けど酔えなかった。

 

 

2月1日

 

大吉の時の心の準備として、かねてから決めていた場所で火葬の予約を入れて、お花やメールを送ってくれたパグ友さんたちに12時からの火葬のお知らせをして一緒に空を見上げて見送ってもらえるようにお願いをしました。

 

午前中までに届いていたお花を一籠から一輪づつ抜いて、おやつも袋に詰めて・・・・・

 

大吉とお揃いで縫った最後の洋服を着せ、3月3日の誕生日に着せるはずだった金色のちゃんちゃんこをその上に重ねました。

 

それから、戌年の時に作った福助の名前入りの盛装前掛け。

 

お花と一緒に届いていた福助へのメッセージカードも。

 

途中、福助が0歳のころから毎週のように通っていたドッグランに立ち寄ってみました。

 

平日だったせいもあって、誰もいなかったけれど元気に走り回っていたこと、パグリンピックで楽しかったこと、冬になるとストーブでお芋を焼いて美味しそうにかぶりついていたこと、たくさんの思い出が詰まっています。

 

パグ友さんが誰もいなかったので、いろんな犬種のワンちゃんと犬社会の勉強をしたり、旅行に行ったり・・・

 

里山のきれいな空気を吸って、車を走らせました。

 

火葬場はパグの置物がお出迎え。

 

ご夫婦で営んでいるここはご主人がパグを迎えたかったんですって。

 

福助を煉瓦で作られた台に乗せ、最後のお水をコットンで飲ませ、口元にたくさんのご飯とおやつ

 

周りにはたくさんのお花を飾ってあげました。

 

最後のお別れをして、福助は扉の奥へ行ってしまいました。

 

 

穏やかで2月とは思えない暖かな日。

 

 

1時間ほどして骨になってしまった福助は本当に小さくなっていて、一つ一つ大切に拾いました。

 

 

置き場所がなくて、テーブルや椅子やらで代用したたくさんの花を置いた祭壇でいい香りに包まれて福助は眠っています。

 

ひっそりと・・と思っていたのに毎日のようにお花が届いて、「福助、幸せだね・・・」

 

ほんの少しのスイッチで悲しくなったり、切なくなったり・・・・・

 

「たら、れば」を言い出したらきりがないのかもしれないけれど、後で後悔しないようにできる限りの事はしてきたつもりです。

 

病院から帰ってきた福助の鼻にはふやかしごはんがこびりついていたままでした。

 

拭いてきれいにしてあげようかと思ったけれど、お腹がすいたときにペロンと食べられるようにそのままにしました。

 

30日の夜もほんの2時間ほどだけれど福助と頬をくっ付けて同じ枕で眠れたし、朝もご飯を食べてくれた。

 

お腹がすいたまま、苦しんでいなかったことも救いです。

 

ただ、あの朝、私の手から喜んで食べてくれたご飯を途中でやめることなく最後まで食べさせればよかった。

 

仙台に専門医がいてくれたら、毎日でも通ったのに・・・

 

 

5日の朝方・・・・・

 

福助が夢に出てきました。

 

元気な姿の福助はいつものように大きな目で私を見つめ、びっくりするほどハッキリと

 

「ごめんね」って言って目が覚めました。

 

何度も、言葉が通じたらいいのにねって思っていたけれど、最初で最後の言葉だと思います。

 

謝ることなんて何一つないのに、どうして「ごめんね」だったのか、これからずっと考えることだと思います。

 

 

初七日の6日。

 

福助のお母さんのうみちゃんを合同の納骨堂に収めてきたと、うみパパがやってきました。

 

夜になって、思いがけず最期を看取ってくれた院長先生からお花が届きました・・・・・きっと初七日を覚えていてくれたのでしょう。

 

 

ようやく、福助がいない生活に慣れ、大吉のお世話をし、ご飯をちゃんと食べて、仕事しています。

 

福助につきっきりで、仕事が二の次だったのでガンガン働かなくちゃ。

 

終。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福助の事でたくさんのご心配・励まし・お花をありがとうございました。

心より御礼を申し上げます。

 

本当にありがとうございました。

 

色々、思うことは少しずつ書いていきたいと思っています。

 

 

 

にほんブログ村 犬ブログ パグへ

ABOUT
ENTRY TITLE
CATEGORY
ARCHIVE
COMMENT
RECOMMEND
FEED


(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.